方言指導を受けました!

劇団words of hearts 第18回公演

「この生は受け入れがたし」

【あらすじ】

東北地方にあるとある田舎町にある寄生虫研究所。ここに東京から新たに研究員の昭夫が赴任してきた。研究熱心な昭夫とは対照的に、妻の由美は田舎の暮らしになかなか馴染めずにいる。このままじゃいけないと、由美は寄生虫について学ぼうとする。そこで由美は昭夫以外の研究員の様々な面を知る。元夫とその家族との確執、東日本大震災の経験などの話を聞くうちに、由美の中で小さな変化が芽生えていく。

昨日の稽古では俳優陣が方言指導を受けました。細かいニュアンスや単語の確認、イントネーションなどみっちり2時間の講義。いやいや、本当に濃厚な時間でした。当たり前なんですが、普段から使っていない言葉を喋るのは相当大変なことです。もしかしたら、これが英語ならここまでではないと思うのです。日本語と根本が違いますから。でも、東北訛り(具体的には津軽弁と福島弁)はあくまでも日本語であり、いわゆる標準語とは多少の違いはあれども、どちらも日本人が話す言葉です。

同じところもあるけれど、同じくらい違う個所もある。トータルで言えば「ちょっと違う」といった感じです。でもこの「ちょっと違う」が現在我々が抱えている難しさの原因なのです。しかし今回も優秀な人たちが必死に取り組んでくれています。必ず克服してくれるでしょう。舞台上でお披露目する日が楽しみです。公演の詳細は特設サイト(トップ画面の隅に「最新公演情報」と記載されている箇所)をご覧ください。🎫予約は画面下の「チケット購入はこちら」からご予約を。もちろん各種SNSで直接まちだにDMを送ってくれてもOKです。首を長くしてお待ちしています。

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追伸という感じでもう少し続けます(笑)。

この「ちょっと違う」がかなり厄介だなあと思うのです。自分と見た目や考え方がちょっと違うから違和感を覚え、ちょっと違うから訂正できるように考えてしまい、ちょっと違うからその違いが許せなくなってしまって排除の方向にベクトルが向く。

古今東西に根深く存在する「差別・偏見」はこんな感じで蔓延るのではないかと思うのです。ちょっと違うから面白いのにね。ちょっと違うから楽しいのにね。違いを楽しめる余裕が欲しいなと思う今日この頃です。いつの日か世の中に差別や偏見がなくなりますように。

理不尽に苦しむ人がいなくなりますように。

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